2章 世界 

(1)世界と空間

 1 統合的神話学での「世界」の考え方

2 霊魂と幽体と肉体、生と死の統合的概念

3 精神、夢、アストラル、意識

4 地獄・奈落と冥界・根国(死者の国)、天国と神の国

5 楽園と理想郷、超古代都市

(2)六界(ろっかい・りくかい、造語) 

  1 十界

2 六界とは(神・天・冥・混沌・奈落・魔界)

3 分類例

4 時の柱 

 

 

第2章 世界

 

()世界と空間

  1 統合的神話学での「世界」の考え方

2 霊魂と幽体と肉体、生と死の統合的概念

  3 精神、夢、アストラル意識

4 地獄と奈落、冥界や根の国などの死者の国、天国と神の国

5 楽園と理想郷、超古代都市

 

(2)十界(じっかい)/十種の大世界 

全ての世界は必ず十種の世界に属する・分類されるべき空間である。

十界というものは、「時の柱」・「六界」・「混沌の三世界」の総称である

  

1 原初空間と創造空間

・原初空間:「混沌界・奈落界」と「混沌の三世界」

  一つ神魔の存在が空間そのものなしている場合、「原初空間」という。「混沌界(カオス)」・「奈落界

(タルタロス)」が原初空間である。

 混沌界の中に小さな複数の原初空間が含まれており、これらを「混沌の三世界」と呼ぶ。「宇宙界(コスモス)」・「真大空界(ウラノス)」・「真大地界(ガイア)」のことで、宇宙界と真大空界・真大地界は隣接しておらず、別々に混沌を漂う。

 

・創造空間:「神魔空間:神界・魔界」と「特殊空間:天界・冥界」 

 神魔が創りだした空間を「創造空間」という。創造主の神魔が暮らすための創造空間を「神魔空間」とう。人や他の神魔管理のためなど、創造主神魔がほかの目的をもって作りだされた創造空間を「特殊空間」という。

  神魔空間の中で、神と呼ばれる神魔の住む世界を「神界」、それ以外の神魔の住む世界を「魔界」という。

  特殊空間の中で「天界」・「冥界」に分ける。一般的に英雄・天使・理想郷・楽園など特定の人神魔を歓迎した場合が多いものは「天界」とし、地獄・あの世・人神魔の霊魂の収容・管理施設などの役割をもつものを「冥界」とする。

 

2 六界と混沌の三世界 

 

・神界

  神と呼ばれる創造主神魔の住む空間。ギリシャの神々の国「オリンポス」。キリスト教の唯一神のいる天国の高層部。インドの神々の国(仏教の「天道」)。日本・神道の天津神の住む国「高天原」。など。

 

  ・天界

 ギリシャのエリュシオン。英雄の島。極楽浄土系(仏教的楽園)。エデンの園(キリスト教的楽園)。天使などの創造主神以外だがその配下が住む・管理する天国の下層部。理想郷。地下界アガルタ(首都:シャンバラ・シャングリラ)・黄金郷エル・ドラド・桃源郷など。

 

・冥界

  冥王ハデスの国(ディス)。閻魔国(仏教の六道に振り分けて転生させる国)。エジプトのオシリスの国。神に値するとされる冥王が直接管理する世界。 

 六道の地獄道・修羅道・餓鬼道・畜生道。冥王は直接いないが間接的に管理されている世界。

 魔王サタンの地獄などの神以外の神魔が管理する世界。

 

・混沌界(カオス)

物質・粒子が無秩序に存在する空間。原初空間カオスそのもの。また人間が、原子が停止した空間だとか、何も存在しない虚無空間だとか説ができている世界。基本強力な神魔でもこの空間を通過するのは不可能とされており、入ることも出ることもできない。ただし特殊な神魔が時や時空移動能力を利用すれば可能性はある。

 宇宙界(コスモス)

  混沌界に突然の流動的現象が生まれ成長し続けている空間。原初神コスモスそのもの(単数はコスモ。集合神格化がコスモス)。人間はビッグバンにより誕生したという解釈している。宇宙界は一つとは限らずいくつか存在しているが、あまりにも大きい混沌界の空間で他の宇宙界と接触するのは難しい。人間はこのどこかの宇宙界の銀河系・太陽系の地球に生息している。

真大空界(ウラノス界)

 人間が誤って伝えられ続けていたとする平らな大地の上に広がる大空。原初神ウラノスそのもの。特殊な大気や魔力で空中地形が存在し、それぞれ人・獣人・人獣などが世界・国をなして暮らしている。自分たちの空中地形が全ての世界だと考える民や、ほかの世界もあることを理解し複数の空中地形の世界で貿易・政治活動に取り組む者もおり、文明・宗教・世界観・固定概念には差がある。

真大地界(ガイア界)

 人間が誤って伝えられ続けていたとする、本当に存在する平らな大地だが、自分たちの住む地球のことを平らであると人間が解釈してしまっていた。原初空間の地母神・女神ガイアそのもの。人・獣人・人獣などが暮らす。神話のように太陽・月が大地の端から端へ動いたり、朝と昼の神魔によって時間間隔を整えたり、西の果てに冥界・地下界などへワープするワープポイントがあったりする。

 

・奈落界

 地獄など冥界とは違い、人などの霊魂の管理ではなく、神魔の幽閉・封印場所として他の神魔に使われ続けている空間。原初神タルタロスそのもの。造魔神バベルが封印されており奈落の底に聳え立つ。など。

 

・魔界

 神以外の創造主神魔の住む空間または、複数の世界種に属してしまう「例外空間」。魔王ルシファーの神魔の世界「パンデモニウム」。妖怪の世界・妖精の世界などの(比較的小規模な)異界。

 例外:北欧の人神魔のくらす世界、世界樹ユグドラシルなど。

 

 

4 時の柱

 

時神クロネスの住む時空又は時神クロネスのこと。原初神の一人でもあるが、ほかの原初神と違い全ての世界に影響し全ての世界に存在する神魔とされている。

 

全ての世界は「時の柱」で結ばれるべきものであるが時の流れの速度・時刻は共通ではない。

 

・時と運命、時間と時刻

 

・ギリシャ・キリスト教の時の父クロネス(ノス)

 

・神魔と時の神(一般的神魔との違い)

 

・時の神の恐怖、死神

 

時の記念日

 

 

時の記念日

 

6月10日時の記念日は、「時間について改めて考える見つめ直す日」であるそうです。

①由来は?
日本初の時計は水時計で名前を「漏刻」をいい、天智天皇が持っていたそうです。
その時計が時を刻み鐘を鳴らした日は、そう今日6月10日なのだといわれています。
つまり、日本で初めて時が刻まれ鐘が鳴った日なのです。
日本書記には、
「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。」
とあるそうですよ。(調べました)
ここでいう初の時計というのは、従来の夜の時間がわからない「日時計」についで発明され、正確に時間を刻み示すといういみでの初の時計です。

②いつから決まった?なにするの??
1920年に、時間を守り、欧米並みに生活の改善・合理化をしよう、というコンセプトで制定されました、結構最近ですね!
この「時の記念日」は、ずれてしまった時計を直し、時間に遅れること無駄にすることを避けるように考る時間なのです。
時間はなぜ大切なのか、時計がないとどうして困るのか深く考えていきたいですね。
また、最近では、
「過ぎ去った時間の尊さを考える日」という意味合いですね⁉

③私は時から派生する神魔を書いてその日に挑みました。
・時の神クロノス(原初神、ギリシャ、キリスト教のタイムファーザー)
・運命の女神フォルトゥナ(荒神、ローマ)
・運命三女神の一深化モイラorノルン(荒神、本来複数系でモイライ、ノルニル)
・時兎(妖獣、イギリス童話)
の4体(3柱と1匹)です。
本当は他に、
・時刻の神カイロス(造魔神:ギリシャ)
・ギリシャ(守護神)の運命三女神モイライのクロト(糸紬ぎ)とラケシス(布織り)とアトロポス(布裁ち)
・北欧神話(守護神)の運命三女神ノルニルのウルド(過去)とヴェルダンディ(現在)とスクルド(未来)
も描きたかったで後ほど!