世界というものは、大きく分けて6つ存在する。
神界、天界、冥界、魔界、奈落界、地上界。
地上界には大地である地母神ガイアの上にある空間を意味し、カオス(混沌)界が大部分を占めている。ほかにカオスの中で成長し続ける子であるコスモス(宇宙)、ガイアとカオスの間にいるウラノス(大空)という空間もある。
つまり人間の住む宇宙は混沌の中に隔離されており、神話や宗教上で語られた平らな世界(真世界ガイア)にいくことは通常不可能とされている。
それらの全ての空間に加えて時間(クロネス)がある。
これは流れ方が違うものの全世界に共通して存在し、その全てが時の柱で繋がっている。
時の柱には世界ごと・宗教ごとなどによって門番や守護者がいるとされる。
全ての世界を牛耳る力を有するとされている「時の世界の最高神」はクロネスとされるが、他の世界や人間に選挙してもらいような崇拝には興味がない。逆を言えば無慈悲非情な神。
神の称号をもつ神魔から送られたノルンやモイラなどの運命の女神たちを直接従える。
門番・守護者のみ他の神魔(天使・飛天、下級神などが中心)の時の世界「時の柱」の侵入を許す。神々からはクロネスを怒らせないように、かつ身勝手な行動をさせないために自分の配下をおくったり、様子をうかがったりするほどの存在ならしい。
神界
神と呼ばれるものが存在する世界。ここでは神の国=楽園とは限らず、見方は地上界の人々の宗教感によって違う。つまり崇拝などなんらかで神の称号を得た有名なで勝ち組の神魔が暮らす世界ということにもなる。
天界
神と呼ばれるに至らいものの人々に慕われている神魔の世界。天使・神御使(カミノミツカイ)などの住むといわれている。神にとっての善人・英雄や伝説的な王なども住んでいるといわれることもある。一般に言う楽園。
冥界
タナトスの理に導かれ連れていかれるといわれる世界。この世界に暮らすことは死を表すと、神々などに定義されている。一般にいう死者の国・根の国・黄泉の国といわれるもの。冥王と呼ばれる神魔に従って生きていかなくてはいけない。転生できる国もあれば、来たるべき審判まで待たなければならないなどルールなさまざま。
大まかにいうと神の支配する冥府(神界のアラー、アメンらの配下の国、ハデス・閻魔など直接王が君臨し支配する国)と悪魔(サタンなど)が支配する冥府があり、時折戦争も起こる世界。
地獄と言われるところもある。
魔界
神と呼ばれる神魔と敵対又は反旗を翻したものが独自に自分の世界を創造し創ったっとされる世界のこと。多くは神の称号が持てなかった、または奪われたもが王となり支配する。(ルシファーの君臨する世界など。)
例外として、天地が空間的に一体の世界(他の神魔との関わりが薄れてしまう代わり独特な一つの国のようになっている世界)の中のみを支配する神魔が創った世界も分類される(世界樹界ユグドラシルなど)。
奈落界
神魔の存在が他の神魔の存在や地上界の特定の人を幽閉させるための牢屋として使われている世界。これは神魔が創造して創った世界ではなく原初神(タルタロス)が君臨する世界。一般にいう奈落・地獄の底・タルタロス。
地上界
神魔の存在がよく干渉する世界。これも神魔が創ったのではなく原初神により生じた世界。地上ガイア・大空ウラノス、混沌カオス・宇宙コスモスがある。
人の人気度によって神等の称号をえようとしており、人類の選挙と似たようなものを感じる。神魔の存在は地上界のヒトよりも超越した能力を持つにもかかわらずヒトなくして自分たちのランク分けができないという興味深い関係がある。
常夜の世界『ダークナイツムーン』の中心的な国で正式名称は『闇夜帝国主義王国』。
もともとシュティン帝国の植民地だったがシュティンから独立した。ダークナイツの女王が元シュティンの皇女であり王もシュティンの騎士爵の子供なので、シュティン帝国との友好関係などの縁は切れない。
もちろんシュティン側連合国で、同じ連合国で生産業に富む『フレイドルド帝国』の帝王はここの国王グリフの従兄。
ウラノスにある闇や陰の属性の空間によって光を遮られている世界『ダークナイツ・ムーン』。この名は主国ダークナイツに由来。ムーン(月、セレナ)は光の届かないこの世界に対する皮肉や矛盾を表し、そして希望の象徴。
ダークナイツの首都:ランパシルス州、アリステ
国王の住居:クリスタルパレス
今もなお、光の届かないこの世は人口太陽光に照らされている。